カイパンを吊り下げました
2019年10月14日 [日々雑感]
かねてより制作を依頼しておりました「開梆」(かいぱん)がこの度出来上がりまして、本日、庫裡の玄関前に吊り下げました。形は本山萬福寺のものを模して彫っていただきました。「開梆」(かいぱん)は、「魚梆」(ぎょほう)とも呼ばれますが、これは木魚の原型ともいわれ、叩いて時刻を知らせるための法具です。口に玉をくわえていますが、この玉は私たちの心に潜む煩悩を表しており、この煩悩の玉を吐き出そうと努力している姿を現しております。腹を打ってやることによって、この煩悩の球を吐き出し易いようにしてやり、私たちは心の戒めとするのであります。